ボタン木工所 


香川県の山奥にある家具屋です。オリジナル家具とオーダーの木工製品を中心に、新入荷の古道具などを紹介しています。
by botanfurniture
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昔の職人の仕事って

「昔の職人はいい仕事をしていた」
とは、よく言われることですが、
ボタンの職人からすると
「そうでもない」そうです。

ボタンでは古い家具(主に昭和時代)の
修理、販売もしていますが
その家具たちは材料はあまり良いものを使っていないし
つくりも粗いのだと。

例えば、よく古い家具の棚板や天板が反ったり、
引出しが閉まりにくくなったりするのは
よく乾いたいい木を使っていないことが
原因であることが多いそうです。

今は机の天板には見た目の美しさを重視して
釘などを打たないで作るのが普通ですが
昔の家具をみると天板を釘打ちしてあったりすることもあります。
(でも釘がさびて、服などがひっかかると困るので
小さな木でカバーしてあったりします)

それから、昔は人件費が今ほど高くなかったので、
既製品は使わず手間をかけた方が安く作れました。

ボタンにある古い片袖机に
引出しの取っ手が全部木で手作りしてあるものがあります。
当時は既製品の取っ手が高価なものだったので
このように端材を使って手作りすることもあったのだとか。

時代が変わって今は
真鍮、ステンレス、木、ガラスなど
様々な種類の既製品の取っ手がありますので
お客さんの好みで選んでもらったりしています。
一つ一つ手作りする方が高くつきますから。

こういう話を職人から聞くと
昔の一般的な職人は
家具は庶民の生活道具であるから
あまり高価にならないように
必要最低限の機能を満たす、ということに
重点を置いていたのでしょうね。

もちろん、お金はいくらかかってもいいからいいものを、
と言われていた恵まれた職人は
最高級の材料を使って、その技能を余すところなくつぎ込み、
美術品ともいうべき家具を作ることができました。

今も伝統工芸の民芸箪笥などで
一竿、数百万という家具があるでしょう。
でも、それは一部の例外ですよね。
美術品としての価値を求めて家具を買う人も
今も昔も多くはいませんから。

ボタンの家具は
やっぱり生活道具という種類の家具になると思います。

でもボタンの職人はとても腕がいいので
(よく勉強しているし、ものすごく手先が器用です)
昭和の一般的な家具よりは高いレベルにあります。

古くなってがたついている家具を見て
ボタンの職人が作った家具もいずれはこうなってしまうのか?と聞いたら

「良く乾いたいい材料を使っているし
反りや狂いが出にくいつくりにしているから大丈夫」
と言ってました。

あー、よかった。
それを聞いて私もブログやお店でみなさんに
ボタンの家具を自信を持っておすすめできますものね。

余談ですが、家具職人の腕というのは千差万別です。
お医者さんだって、やぶ医者とそうでないお医者さんの差はすごくあるし、
自分の健康にかかわることだから、みんないいお医者さんを一生懸命探すでしょう。
家具職人も腕のいい人探した方がいいですよー。

雑誌やテレビなどでも有名なオーダー&オリジナル家具のお店の家具が
修理に持ち込まれたことがあるのだけど
たった数年の使用で反りや割れが出ていて
ひどい状態だったそうです。
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by botanfurniture | 2008-09-13 07:00
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ボタン木工所
〒768-0052
香川県観音寺市粟井町4190-4

TEL/FAX 
0875-27-8478

メールアドレス 
botan-furniture@i.softbank.jp


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